旬の画像21年 No.25 赤間ヶ関街道中道筋(T)・浜の宮鉱山跡 12月13日
歴史の道百選に選ばれている赤間ヶ関街道中道筋
秋吉台国定公園内を通っている赤間ヶ関街道中道筋には
鉱山跡や史跡など数多くあります
前回は秋吉稲荷神社から秋吉台の三角原の手前までを紹介しましたが
今回は台山地区から絵堂までを2回に分けて紹介します
長登銅山文化交流館前に集合して同館長 池田善文氏の案内で
赤間ヶ関街道に向かう秋吉台の自然に親しむ会の会員
これから山越えで今日の出発点でもある台山地区まで向かいますが
道無き道を行くため鉈や鎌を持っての重装備です
台山地区までの山中にはヒラタケも
台山地区から赤間ヶ関街道へ入りしばらくは道も草刈りがしてある様子です
街道の側には街道松の痕跡も随所で見られます
赤間ヶ関街道と瀬戸崎街道との交差点
右へ進むと絵堂方面、左が秋吉台
手前は小郡へ、斜め右向こうは仙崎です
標識がありますが文字が消えて分かりません
ここからは街道を外れて浜の宮山鉱山跡へ向かいます
浜の宮山鉱山跡までは館長の感を頼りに藪こぎの連続でしたが
登る方向を少し間違ったようで隣の山へ
気を取り直して地図とコンパス頼りにしばしの藪こぎ
予定時間を少し過ぎて浜の宮鉱山跡に到着
浜の宮鉱山は銅、鉄、錫、亜鉛を産出した鉱山ですが
特に泥銅の産出では世界に比類なき鉱山で有名です
泥銅を産出したと思われる所 |
坑道の入り口付近の土の表面には緑青(銅が酸化されて出来る錆)が浮き出ている |
緑青の浮き出ている土を掘ると一見普通の赤土のように見える 泥銅はこの土から銅を製錬したようだ |
褐鉄鉱 |
錫鉱石(石灰岩に張り付いている部分) |
孔雀石(緑青が見える部分) |
この鉱山跡ではカワラナデシコやヤマジノギクがまだ咲いており
秋吉台でも水溜鉱山跡と長登銅山跡の2箇所のみに生育している
コバノミミナグサの根生葉もこの鉱山跡では沢山見られた
この鉱山跡にこんなに沢山の人が訪れたのは20数年ぶりだろうと記念撮影
会員の皆さんいい顔してるね
少し下った所に大正時代の縦坑があり深さは20bはあるだろうか
その最深部には坑道がが見える
ここは喜多平鉱山より流れた鉱物が堆積して出来た鉱山とのこと
撮影 12月13日
赤間ヶ関街道(U)へ続く
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