旬の画像21年 No.9  秋吉台の湧水めぐりパート5   3月20日


秋吉台科学博物館と秋吉台の自然に親しむ会の共催で
秋吉台の湧水巡りパート5を開催しました

平成17年から始めた湧水めぐりも今年で5回目を迎え
現在33箇所見つかっている湧水で
草原内及び草原周辺部に点在する湧水をほぼ巡ることができました

撮影 3月20日

午前10時に秋吉台科学博物館に集合して挨拶の後
最初の湧水「西見上の湧水」へ向かいます
道中の林内ではジンチョウゲ科のコショウノキが花盛りで
今日の参加者65名を迎えてくれました

「西見上の湧水」は林内の少し窪地にある湧水ですが
水量は少なく少し流れ出る程度です

「ハンドウ水」の湧水は上の画像で説明されている
来島先生がハンドウ水の地名からこの付近に湧水があるはずだと
長年探し求められ昨年見つけられた湧水で
石灰岩の割れ目から流れ出している小さな湧水です

秋吉台で長年湧水の調査をされ、今日の講師でもある
秋吉台科学博物館 前館長の配川武彦氏も
昔からの地名を頼りに湧水を探されたそうです

「大久保の湧水」は赤間が関街道を少し下った所で
昔大久保集落の方たちが飲料水にされていた湧水です
現在は大久保には集落はありませんが
この湧水のすぐ下流には溜め池があり
果樹園や畑に利用されているようです

昼頃には草原境まで行って昼食にする予定が
参加者が多かったため予定時間を大幅に遅れてしまい
昼食は林道で済ませることに


昼食後30分で草原に出ましたが
ここは秋吉台の何処だろうか?見慣れた風景ではないため
参加者の皆さん考え込んでいました

トイレ休憩のため立ち寄った畜産試験場育成業務課の花壇では
早くもオキナグサが見頃を迎えており
花壇の側に置いてある石灰岩の中の化石を子供たちが見つけて
博物館学芸員の藤川氏が分かりやすく説明

秋吉台は何処でも自然観察会ができますね・・・

「旭が丘の水瓶」ここは旧日本陸軍が軍事演習をした時
水瓶の上をコンクリートで固め水溜めに利用した所です
配川氏の話では水は常に溜まってはいるが
湧き水があるかどうかは定かでは無いと言われていました

私が以前、渇水期に立ち寄ったことがありますが
水位は現在と変わっていなかったと記憶していますので
少し湧き水があるのでは??

撮影 3月20日

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