旬の画像19年 No.8 湧水巡り 3月25日
秋吉台の台上はザルの如くドリーネが雨水を吸い込み
雨水が溜まることはありませんが
そんな台上にも水が湧き出るところがあります
今日は秋吉台科学博物館と秋吉台の自然に親しむ会の共催の観察会で
秋吉台の湧水について詳しい配川武彦館長の案内で
70名の参加者と共に5箇所の湧水を巡りました
観察コースではベニヤマタケも各地で発生が見られワラビも芽吹いて
オキナグサやニオイタチツボスミレ、スミレ、コスミレ、センボンヤリ、ヒトリシズカ、キジムシロ、
ミツバツチグリ、アマナ、シバスゲ、ヒカゲスゲ、モモ、ヤマザクラ、サイコクキツネヤナギなども観察できました
「水前の湧水」
御鉢山の東側ドリーネの側から湧き出しているもので
この湧水は私が小中学生のころ
龍護峰に登った時に良く水を飲みに来た場所でもあります
その当時は草原の中のドリーネ側だったと記憶していたのですが
今では草原境も移動して草原の外の立木の中になっていました
「升水」
西の西山の麓を青景方面へ向かう遊歩道が
舗装道になったところのドリーネ側にある小さな湧水です
「出来水」
蓮華山の南斜面にある湧水で
水量も豊富で側のドリーネにかなり流れ出ている
「柳ノ水」
この湧水も水量豊富で
昔は秋芳町営の放牧場の牛たちの飲料水として利用されていた湧水で
池の中にはアカガエルのオタマジャクシやカワジシャも生えている
この湧水にも思い出があり
43年前、友人3人で弁当、水筒を持って秋吉台を散策したのだが
水筒のお茶もすぐに底をつき、のどが渇いて渇いてたまらなくなり
牛が飲んでいるのだから腹は痛くならないだろう・・・
この池に顔をつけがぶ飲みしたことを思い出します
「棚岩ノ水」
棚岩の東側にある湧水で
水量は少なく小さな水溜まり程度の湧水です
この付近は南向きで暖かく
野草たちも早くから芽吹き出す所でもあり
桃やキジムシロが咲き出していました
撮影 3月25日
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